「デザイン物産展ニッポン」に行ってきました

デザイン物産展ニッポン
http://designcommittee.jp/bussan/index.html

土日に行ったことも重なってか、たくさんの人が押し寄せていました。過半数はデザイン・美術系の学生、デザイン関係の若い社会人で、松屋へ買い物にきたついでに見にきた、といった感じの熟年夫妻もちらちらいました。デザインとついているものの、世の奥様は物産展が好きでしょうからね。

1m強四方の白い正方形のボックスが整然と47都道府県分並べられていて、北から南へと順番に見て回るように構成されていました。各ボックスには出品物の札がぶら下がっていて、それをレジまで持って行き出品物を購入することができます。また、iPod touchやiPhoneを持って行くと、音声と映像のガイダンスを受けつつ展示が見られる仕様になっていました。貸し出しのみでなく、自分で持って行ったiPod touchやiPhoneでもガイダンス・コンテンツが見られるのは嬉しいかもしれません(わたしは持っていませんがね)。

日本デザインコミッティーの企画展だけあって、なんかカッチョイー展示になっていました。しかし、これは物産展なのか? 地方パワーを応援する企画なのになんで銀座松屋なのか? などなど、疑問点も多々ありましたが、これからのビジョンに向けての第一歩ということで、色々大変だったんだろうなぁということを考えつつ、800円という入場料が高いとか、物産展なのになんでお金をとるのかとか、どうして展示物を触っちゃいけないのかとか、そういったことには目をつむります(実際はみんな触っていました。係の人も目ざとく注意はしません)。きっと色々お考えになっての結果なのでしょう。

しかし、入口にあった展示概要や挨拶の文章もそうだったのですが、キャプション文字がひどく小さいです。これはもう、お年寄りはハナから除外しているのか? こんなに小さくしたら、カッティングシートの業者さんはひどく大変だったでしょう。もう読点とか句読点とか、見ているこっちが泣きたくなるほど小さくて細いです。キャプションなんてみんな読まないでしょ? ということなのでしょうか。

それと、会場にあったカフェの値段にも結構驚きです。物産品の中のお菓子を小分けにしたもの(すごくちっさい)と飲み物の組み合わせで販売していたのですが、600〜700円もしています。物産展って、地方のものをお手軽に買うはずのスペースだと思っていたわたしが間違っているのでしょうか。もうこれは、物産展とは別物なのでしょう。デザイン物産展ですしね……。

じゃあ特に印象に残った名品があったのかと訊かれると、すごく困ってしまうというのが本音です。簡単に言うと、全体がとても「平たい」のです。全部同じように見えてしまうのです。地方の特色を表すであろう物産展なのに、なんだかとても地方色が薄いのです。現代のデザインというフィルターを通すとみな似たようなものができあがってしまうのでしょうか。東京に負けない地方のいいデザインのものを集めた展示のはずが、そのデザインは東京と似たり寄ったりなものであるということは複雑な思いです。

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