2010-05-16 フセイン・チャラヤン─ファションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅

diary_100516
半蔵門線にごとごと揺られ、東京で最も交通の便が悪いと思う美術館のひとつ、東京都現代美術館へ行って来た(あと、原美術館なんかも行きづらいと思う…)。
現在催されている特別展示は、

フセイン・チャラヤン
ファションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/113/

セントラル・セント・マーティンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインロンドンでの彼の卒業制作である、数か月間土の中に埋めたシルクのドレスを掘り起こした「埋められたドレス」にはじまり、順を追って2010年の最新コレクションまでが一連の足跡としてまとめられた、非常に明快で濃縮された展示だった。

というのも、場所によっては照明が落ち過ぎていて観覧しづらいセクションがあったものの、フセイン・チャラヤンのそれぞれの作品の魅力を引き立て、かつ明快で長過ぎないキャプションでの解説がとても好印象だったのである。

一番のお気に入りは2002年秋冬に発表したコレクション《アンビモルファス》。
ショーは、きらびやかな刺繍を施したトルコ民族の衣装をまとったモデルの登場ではじまるものの、次々と登場するモデルの服からは徐々に「民族的な要素」が取り除かれ、モダンで西洋的な真っ黒なコートへと変化する。そしてまたショーのフィナーレへ近づくにつれ、冒頭で登場したような民族衣装へと変化していく。
残念ながらショーの映像は流れていなかったものの、ショーを通して変化していく服の写真が強烈なバックライトで明るく照らされ、ビビットな色合いのこのコレクションの魅力を鮮明に伝えていた。

展覧会は2010年6月20日(日)まで。
行く前に、併せてこちらのインタビュー記事を読むのもお薦めです。

フセイン・チャラヤン インタビュー
http://www.shift.jp.org/ja/archives/2010/04/hussein_chalayan.html

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