2009-08-25 映画「南極料理人」を見る

公開日に映画館へ足を運んだのは、ソフィア・コッポラの『マリーアントワネット』以来です。てっきりマイナー映画なのだと思い込んでいたのですが、堺雅人効果なのか、あるいはスマステの月イチゴローででも紹介されたのか、レイトショーの『南極料理人』はほとんど満席状態でした。
タイトルに「料理」という単語があるだけに、食事シーンがふんだんに盛り込まれておりました。でも、おっさんたちがガツガツムシャムシャ食っているだけなので、美味しそうに食べるなあ、とは思えれど、嗚呼美味しそう、とは思いません。それよりもむしろ、堺雅人扮する料理人が調理をするシーンの方がソソられます。冒頭のおにぎりを握っているシーンを見ただけで色香が漂っていると感じることでしょう(9割方が堺雅人成分に寄るもの)。所謂「演技派」というやつですね。かっこいー。
途中、隊員たちがだんだん精神崩壊してくる当たり(南極の中でも最極寒の地で、男8人が南極調査をしながら共同生活しているのです)や、とても良く考えられたラストは脇に置いておくとして、全体的にコメディタッチです。でも、大笑いするような、ましてや下品な笑いなどではなく、終始にやにやしてしまうような心地良い笑いです。
個人的には、医者役の豊原功補の「南極ライフ満喫具合」にとても好感を持ちました。それと、冒頭にちょこっとだけ出演している宇梶剛士。ちょい役過ぎて笑ってしまう。
ただ、エンディングに流れたユニコーンが映画とマッチしているとは思えず(映画音楽が、ユニコーンのキーボーディスト阿部義晴だからなのか?)、ちょっとだけ後味の悪さは残るものの、タランティーノの「デス・プルーフ」以降に見た中では一番の良映画でした、まる